神域

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神域

偽悪趣味の骸には なにもかもが偽善に見えた 徳を持って怨みに報いる そんなの煮詰めた猛毒のよう 飾った悪は鋼鉄の刃 諸刃は護り そして傷つける 虚言僻の浅はかな誇示 護るはずの躯は もう そんなにもボロボロなのに 満身創痍を引きづって それでも己は悪だと言う 自責と誇示の堂々巡り 自己陶酔の自己犠牲 悪の手のひらを 転がり落ちる きらめく 破片になるまで .
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