†ONE†

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マリアside 「――えぇっと、つまり、2つの国を繋ぐ為の二ヶ国の友情の結婚ってこと?」 「…まあ、そういう事じゃ。」 王座に座りながら、偉そうに語る父上。 幼なじみで変態なのに、公衆の面前では、優しい王子様ヅラした隣国の王子と結婚? ざっけんなァ!!! なんでセントはあんなに変わってしまったのだろう。 昔は、優しくて、もっとシャイで、何よりカッコ良かったのになー。 「誰がセントみたいな変態と結婚するか!ばか父『だ―れが変態?』 「…チッ」 『………今、舌打ちしましたね?』 「してませ~ん、女の子達のキャ~キャ~声で耳悪くなっちゃったんじゃない?」 『へぇ、嫉妬してくれるんだ!嬉しいですね(*^□^*)』 「してないッッ!」 ああ、最悪だ。 でも、変態なのは本当だもん! 街を歩いては甘いマスクを振りまいといて、実は胸とか、スカートとか見てることは知ってるんだから。
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