第四話

7/16
前へ
/165ページ
次へ
僕が売られたあの日 空はどんな色だっただろうか 名前さえも忘れてしまった僕だから そんなこと 覚えてるわけもなく……… そもそも 空を見る余裕なんてなかっただろうか ( ><)(青……それとも白?灰色? 黒かもしれないんです…………) 考えてみたけど やっぱり思い出せなくて ( ><)(あ……) だったら あの日の空を思い出せないなら 今日のこの空を忘れないようにしよう 初めて描いてもらった日だから 明日も明後日もずっとずっと─── ( <●><●>)「……出来ました ビロード、起きてもいいですよ」 どれくらいそうしていたでしょう ワカッテマスに声をかけられたビロードは すぐに起き上がると絵を見に行きました
/165ページ

最初のコメントを投稿しよう!

235人が本棚に入れています
本棚に追加