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気がついたら周りは白い壁、俺は布団の上。
そっか、俺駅のホームで倒れたんだっけ…
5時くらいだろうか…起きたら部員たちが来た。
柳生「あ、おはようございます。幸村君。」
幸村「お…おはよう」
真田「大体のことは聞いた。大丈夫なのか?」
幸村「…あぁ。そういえば、赤也は?」
丸井「ここにいるぜ。」
赤也「部長…」
丸井「聞いてくれよ、幸村君。」
幸村「なんだい?」
丸井「赤也がさぁ、英語のテストの点数真田にばれてさww」
赤也「あっ…ちょ…それ以上はっ!!!」
丸井「むぐぐぐぐ……」
真田「病室で騒ぐな!!」
赤也「すっすんません!!」
幸村「ふふっ…いいよ一人部屋だし」
皆がいるときだけ、病気のことは忘れられた。そう…その時『だけ』はね。
みんなが帰った後、やけに静かになったせいだろうか、なんだか心にぽっかり穴が開いたような…
幸村「はぁ……俺どうなるんだろう」
頭の中がそれで一杯になった。
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