立海外伝

絡まる糸｡

それか数ヶ月…俺は答えを出せずにいた｡

もちろんその間平日でも日替わりで誰かしらかが来てくれたし休日は全員で来てくれた。

時は五月｡
みんなは無事進級できたみたい｡一応､俺も｡

朝､目を覚ますと廊下で先生と看護婦さんが何かはなしている｡

｢仮に手術が成功してももう、ﾃﾆｽは無理だろう｣

…っ!?
そんな…なんで…どうして…？

『テニスは無理だろう』

このフレーズが一日頭の中をぐるぐるしていた｡