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あれから何度も泣いた。みんなが来ても頭の中に何かが引っかかっていた。
『生』と『死』
対立する二つの言葉が頭をよぎる。
俺は屋上にいた。
隣には真田がいる。きっと階段のところにはみんながいるんだろう。赤也がブン太とくだらないことを言い合ってる。
幸村「ねぇ…真田。」
真田「何だ?」
幸村「この間はごめん。」
真田「かまわん。俺は気にしていない。」
幸村「そうか。ありがとう。あのさ…」
真田「言いたいことがあるならはっきり言わんか。」
幸村「うん…もし…俺にここから飛び降りられる勇気があるならどうだろうね。」
って…何を言っているんだ俺は…
真田「…っ!?」
幸村「手術も成功するかわからないしこのまま死んじゃうのかなって思…」
――パアァアァンッ!!!!
幸村「さな…だ?」
真田「たわけが!!!何を言っているんだお前は!!!全員で全国三連覇をするんだろ!!!誰一人欠けてはならん!幸村、柳、柳生、仁王、丸井、ジャッカル、赤也、俺、レギュラー以外の部員やマネージャー、顧問、それぞれが王者立海の一員だろうが!!!その中に…お前はいる…だろうっ…」
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