仲間。

2/4
前へ
/23ページ
次へ
あれから何度も泣いた。みんなが来ても頭の中に何かが引っかかっていた。 『生』と『死』 対立する二つの言葉が頭をよぎる。 俺は屋上にいた。 隣には真田がいる。きっと階段のところにはみんながいるんだろう。赤也がブン太とくだらないことを言い合ってる。 幸村「ねぇ…真田。」 真田「何だ?」 幸村「この間はごめん。」 真田「かまわん。俺は気にしていない。」 幸村「そうか。ありがとう。あのさ…」 真田「言いたいことがあるならはっきり言わんか。」 幸村「うん…もし…俺にここから飛び降りられる勇気があるならどうだろうね。」 って…何を言っているんだ俺は… 真田「…っ!?」 幸村「手術も成功するかわからないしこのまま死んじゃうのかなって思…」 ――パアァアァンッ!!!! 幸村「さな…だ?」 真田「たわけが!!!何を言っているんだお前は!!!全員で全国三連覇をするんだろ!!!誰一人欠けてはならん!幸村、柳、柳生、仁王、丸井、ジャッカル、赤也、俺、レギュラー以外の部員やマネージャー、顧問、それぞれが王者立海の一員だろうが!!!その中に…お前はいる…だろうっ…」
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加