アレン✨(切)

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「もう…っ無理だよアレンっ!」 泣きじゃくる君の姿を見た 思えば初めてのことで。 君は僕の前じゃ怒ることも、機嫌を悪くすることも、泣くこともなかったから 正直、魅入ってしまったんだ 綺麗だ、と思う反面、強い不安に襲われた 「……どうして…ですか?」 わかってるくせに、理由を求める 君がいつもみたいに 《…ごめん。何でもないの…気にしないで》 って そう言って笑いかけてくれると思ったから 怖い。聞きたくないっ。嫌だ 君の言葉を聞きたくない 君の…次発する言葉を聞いてしまったら、きっと、いや絶対、 君と離れなきゃいけなくなる 君を失ってしまうのが、こんなにも怖いことだなんて… 「…私…もうっ、アレンに振り回されるのっ……辛いのっ…!! 幸せに…なりたい…っ」 止めどなくララの瞳から涙が溢れて、こっちまで泣いてしまいそうになる  
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