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震える肩が深呼吸をして,落ち着いたように静まる
「私だけを……………
……………愛してくれる?」
涙声で呟いた君の疑問に、アレンはホッとしたような安心した笑みを浮かべて
「………はい。」
と耳元でささやいた
二人は向かい合うと、甘い口づけを交わす
ララの瞳に、今度は幸せの涙が流れた
(もう二度と……君を不安にさせたりしませんから…)
アレンはララの体を自分に張り付けるくらい強く抱き締めた
「大好きですから…離れちゃダメですよ?」
なんて、本音がポロっと出てしまう。これじゃさっきまでと立場が逆だ
(ダメだ。好きすぎる)
苦しい、と体を離そうとする君の唇にあえて深いキスを落とす
おかしいけど苦しさはしだいに快感に変わった。
(私、おかしいかもしれない。こんなに苦しいのに…)
(僕はおかしいかもしれない。こんなに余裕がないほど…)
((好きすぎる))
(にしても、ララの泣き顔は可愛かったですね…。笑)
(やめてよっ!!アレンのバカっ!)
(バカでけっこうです。さぁ今夜はたくさん鳴いてもらいますよ?ニッコリ)
(やぁあ゛ぁぁあっ!!泣)
―――――end―――――
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