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鬱が押し寄せてくる 苦しい… 寂しい… こんなに苦しいのに寂しいのに誰も助けてくれない… 俺は誰に助けを求めればいい…? ツーストは剣を抜いて左腕に刃を当て思い切り引いた。 「ぐっ」 ぱっくり切れた傷口からどんどん血が溢れる。 右手がどうせ義手なんだ。左手もいらない。 傷口を更に刺す。激痛が快感に変わる。 やべぇな…俺壊れてる… 痛みと出血で目が霞んできた… その時誰かの気配を感じた。 金髪の少年…フォース…?ははは…こんな姿見られちまった…な… フォースは意識朦朧としてる俺をぎゅっと抱き締めた。 「ツーたん!ツーたん!ごめんね…辛かったね…寂しかったね…俺はツーたんをもう寂しい思いさせねぇから…」 フォースの唇が俺の唇に重なる。 柔らかい…抱かれた身体が暖かい…俺は抱き締めてもらいたかったんだ…愛してもらいたかったんだ… 俺はフォースの腕の中で意識を失った…涙を流し少し微笑みながら
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