可笑し(お菓子)の国のアリス

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気になってそのページを開いてみる。 ページには『世界は一つじゃないよ』とかかれていた。 声に出して読んでみると、次々と本に文字が刻まれていく。 「『こちらに・・来て見ない?』って・・はぁ?」 わけがわからん。 絵本が俺に話しかけてる?まさか・・ でも・・ちょっと行ってみたい。 「い・・行きたい・・かも・・」 一人で何言ってるんだよ。寂しい奴。 『じゃあ、このページに触れて』 楽しげに、絵本に文字が刻まれていた。 俺は言われたとおりに、そのページに触れた。 眩い光が俺を包み込んで視界が奪われ、何も見えなくなってしまった。 何が起こったのかはわからない。 けど、俺はこれから起ころうとしていることに、興奮を隠すことができなかった。 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・
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