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「いてっ!」
「んみゃ!」
勢いよく、地面に落下。
だけど、下になにかクッションっぽいのがあって助かった・・・
「ちょっと・・・重たい」
下の方から声がした。
よくみたら、俺の下、つまりケツの下に声の主はいた。
「うわぁぁぁ!すまん!ちょ大丈夫か!?」
手を出し、声の主を起き上がらせる。
声の主は女の子だった。長い綺麗な髪、くりっとした目が特徴的な子だ。
「えぇ大丈夫よ。貴方・・・ここら辺じゃ見ない顔ね。名前は?」
ここら辺じゃ見ない顔・・・てことは・・・俺は本当に絵本の世界に来たようだ。
周りを見渡すと、絵本の内容とはちょっと違う景色が広がっていた。
「あ、俺は駿。あんたは?」
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