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やっと部活に合流できたが、初日という事もあり、１年生は早く練習をあがった。
自分は自己紹介だけ済ませ、みんなとホコリ臭い部室で制服に着替えた。
が、自分はどうもスカートが苦手でジャージのまま帰り支度。
何人かで部室から門まで歩いていると、門にはさっきの体育委員の女の子が居た。
【面倒やな～】
とシラーっと横を通り過ぎようと思ったら
あ…目が合った。
更に横で歩いていた、ソフト部の久美が急に大きな声で
「あい～！」
とその女の子に声をかけた。
【あい？あ～あいつ…あいっていうんや…そういえば自己紹介してなかったな～。でもなんか…あいつ苦手】
"あい"がツカツカ靴をならせ、久美が駆け寄るのもスルーし、勢いよく自分に向かってきた。
「なぁ。明日の鍵の事やけど…とりあえず私朝早く来て体育館開けるから、跳び箱とか準備手伝ってほしい。」
「え！？」
「それも嫌？」
「え…あ～嫌じゃない。わかった。明日早く行くわ。」
"あい"はそれだけ言うとスタスタ歩いて門を出た。
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