ザ・タイツマン

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ラブ&ピース 正義の心は人類みな同じ 謎のポーズを決めて叫ぶ赤タイツこと 自称正義のヒーロー、タイツマン。 全身に力を込めて 変人容疑を否認するタイツマンだが 全身ピッチピチのタイツに 真っ赤なフルフェイスヘルメット (バイザー部分だけは黒) ベルトには右に玩具の銃の様な物を 引っ提げて左に細長い フェンシングのサーベルをぶら下げた その姿は不審者以外の何者でもない 百歩譲ってヒーローショーの 役者だとしても言動が変だ。 「熱き血潮を身に宿し 紅蓮のハートで悪を焼く! このタイツマンが変な人などと…、 ん?警官諸君、何故私の両脇を 抱え込む様にしているのだね? ちょっと待ちたまえ、 どうやら私と君たちの間には 何か決定的な誤解が………。」 右と左に警官二人 両脇から肩を抱えられ市場に運ばれる 子牛の如く連行されるタイツマン 気分はまさにドナドナである。 仮に翼があったとしても がっちりと両脇を固められては 牧場に帰るのは無理そうである。
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