契約

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『よろしくお願いします。わたくしとしましても、こんなものは使いたくないので…』 晴海がだしたのは《忘れ薬》とかかれたビンだった。 『私、口外しませんから。』 真剣な表情でみちるはいった 『えぇ、みちるさまは信用できそうですから、この薬を使うことはないでしょう。』 晴海はビンをポケットにしまった。 『このお店は、本当に《恋人》を必要としてる方にしか見ることはできないんです。みちるさまは今とても《恋人》を必要としている。ちがいますか?』 『そうです。』
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