42人が本棚に入れています
本棚に追加
『…そうです。あの人は、誰も自分に逆らわないのを知っています。もちろん、学校では優等生の仮面を被ってますし、言ったところで誰も信じないでしょう。
私も初めはその仮面しか見てなかった。
彼に告白されたときは素直に嬉しかった。でも』
そこまで言うとみちるはその瞳から大粒の涙をこぼした。
『つきあいだしてすぐ、私は仮面を外したあの人を見ることになりました。
最初は、手はあげなかったんですけど、だんだんエスカレートして…』
『みちるさま…』
最初のコメントを投稿しよう!