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?「はぁ・・・つまんね」
今、呟いたのは、竃蘭高校(かまらんこうこう)二年の、日之出悠琵(ひのでゆうひ)。ショートカットで、寝癖が有る。
彼女は今、教室の窓から空を見上げていた。
先生「おい!日之出!外見てる余裕が有るなら、黒板の問題解いてみろ!」
悠琵(めんどくせ)「はぁ」
先生「何だ何だ?そんなため息出す程なのか?」
悠琵「やれば善いんだろ」
悠琵は、黒板に足を運ぶ。そして、チョークを取ると、黒板に数式を、暗算で解きはじめる。
書き終わると、振り返り不敵に笑う。
悠琵「こんなもんで」
先生「せ、正解・・・」
先生は、ガックリと肩を落とした。周りの女子から、「カッコイイ」とか、「凄ーい」等と聞こえる。男子からは、「あんなの解んねーよ」等と。逸れも気にせず、席に座りまた、空を見上げる。
悠琵「つまんね」
そう呟いた。
~食堂~
悠琵「うどん一つ」
食堂の婆「ハイよ」
悠琵は、出来上がったうどんを貰い、周りに誰も座ってない椅子に、座った。
悠琵(うま)
?「あ!見つけた!お姉ちゃ~ん!」
悠琵「ぶっ!亜乍妃!?何で此処に?」
亜乍妃「お姉ちゃんに、お客様と、お弁当。また忘れたでしょ!
悠琵「わりぃ」
今、悠琵と話をしているのが、日之出亜乍妃(ひのであさひ)。悠琵の弟である。中学三年で、童顔。ポニーテールで、髪の毛がサラサラ。
悠琵「で、客とは?」
亜乍妃「あ、うん。お姉さん。こっち」
?「あんたが、悠琵か」
悠琵「誰だ?あんた」
?「私は、藤原妹紅。宜しく」
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