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声がだんだん大きくなってきたので茂みの後ろに隠れる。
こっそりと頭を出すと、
??「なんだおまえー!おれたちのじゃますんのかー!?」
??「いじめはやめろ!かわいそうだろ!!」
??「ひっく…うぇ…」
一人の男の子が、後ろの女の子を庇うように三人の男の子と向き合っていた。
青子「…ふぅん…勇気あるじゃない」
女の子を庇っている赤い髪の男の子より向き合っている男の子達が大きい。
おそらく年上だろうが、臆せず対峙する男の子の勇気はなかなかだ。
青子「…助けてあげるか」
そう呟いて私は、近くにあった石ころを幾つか拾う。
魔力を込めて死なない程度の硬度にすると、コイントスの要領で石を弾いた。
ビシビシビシ!!
男の子1「いてぇ!?」
男の子2「うわっ!?」
男の子3「あいたっ!?」
赤髪の男の子「え…?」
赤髪の男の子は何がなんだか解らずオロオロしている。
女の子も同じだ。
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