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「あらカナちゃん、終わった?」
「はい」
チェック済みのリストを差し出す。司書さんは「ありがとねぇ」と笑うといくつか本を私に渡してきた。どれも表紙が厚くて立派な物だ。
「終わらせたばっかで悪いんだけど、これ書庫に入れてきてくれる?何でか紛れ込んでたみたいなのよぉ」
「はい、分かりました」
どれも一冊一冊の厚みがあるためそれなりに重さはあるが、書庫は図書館を出てすぐそばだ。私でも持っていける範囲だし、本の重みは嫌いじゃない。
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