4:Philanthropy

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平和な日常を暮らす人の、その屋根の上で繰り広げられる宴。唐突に連れ去られ、鳶に屠られる魚。突かれ裂かれ、外も内もすべて暴かれていく。鳶は自分。自分は魚。その話をしようと真理が唇を舐めた時、ケータイが鳴りだした。 佳織が微笑む。真理は軽く肩をすくめると電話に出た。
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