5:Other side of the smile

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無意識に唇を舐めて、ちらりと時計を見た。 ねぇバスはまだ?ぐっと頬に力を込める。微笑みながら、余計なことを決して口にしないように、戒める。 こんなおかしな、変な、狂った人の話を真に受けて、いろいろと考えてしまった自分が嫌になる。 早く離れて忘れてしまおう。
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