4:Philanthropy
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蜂蜜のような声を聞いた時、真理は心がざわりと騒いだのを、今でも鮮明に思い出せる。 磨きこまれた銀色の取っ手に手をかけて、唇を微笑みの形にする。思い切るようにぐっと力を込め、真理は病室のドアを開いた。
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