吹雪の唄

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その叫びの返答は冷たいものだった。 「あなたの勝手にすればいいんだよ。うちらに止める権利はないんだもの」 白い猫の言葉に私は膝を落とした。 「…すまない。本当は死にたくないんだ。頼む。助けてくれよ…」 黒い猫が言葉を返す。 「今はやだ」
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