吹雪の唄

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白い猫がさらに続けた。 「あなた、住む場所投げ出して、仕事探し諦めて、ここに飛び込まず突っ立ってた。その理由は誰かに声をかけて欲しかっただけでしょう?うちら、そのぐらいは分かるよ?でもね、ここじゃ誰も来ないよ?封鎖された橋なんて…」 白い猫はあくびをする。 「うちから、もう一回聞くけど何を助ければいいの?」 私は息を吐いた。
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