吹雪の唄

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橋は確かに封鎖されている。 知ってて、ここに立った。 車一台通らないのは知っている。 だけど、私と同じ境遇の人なら来るかもしれないと思っていた。 ただ、その期待だけだった。 誰かと理解できたなら、とそれだけ考えていた。 だけど、現れたのは二匹の猫。 多分、神猫という、この街の守り神。
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