吹雪の唄
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「…アパートまで一緒に帰ってくれないかな?」 黒い猫が笑った。 「そのくらいなら構わないよ」 白い猫が溜め息を吐いた。 「最近こんなの多いから、うち、イヤんなるんよ」 ああ。私だけではないのだなと思った。そして、この二匹の守り神は、口とは別にお人好しなのだなと思った。
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