吹雪の唄

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「お人好しなんかじゃないさ。助ける気なんてなかったもん」 黒い猫が肩の上から耳打ちをした。 私は今度は声に出していった。 「多分、私は救われたよ。」 それは助ける気がないと言われたからだろう。 だって、人は一人では生きられない。
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