吹雪の唄
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二匹の猫は、私を誰かが拾ってくれるだろうという甘い考えを見抜いたのだろう。 人は冷たくも温かいのも私は経験してきた。 だからこそ期待があった。 封鎖された橋は、封鎖されていても入ることは可能だ。 「私は諦めていないのかな?」ポツリと呟いた。 「知る訳ないじゃん…」 黒い猫が前を向いたまま呟いた。
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