吹雪の唄

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そして昨夜、ついにアパートを追い出された。 正確には逃げたのだが。 この真冬の寒空の下、私は昨日すべてを諦めようと思った。 今は、高い橋の上にいる。 だが、そこから動けなかった。 右と左に白い猫と黒い猫が私を挟んで見つめているからだ。
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