吹雪の唄

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私は何も言わない。 猫も動かない。 だが、見ている。 猫に見られたとして、気にする必要もないのに私は動けない。 耐えきれなくなった私は、ついに口を開く。 そこまで大した時間でもなかったはずだが耐えられなかった。 「頼む。どっか行ってくれないか?」
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