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「コウの命が狙い…って訳でもなさそうだよね」 ショウの隣に立ったアオが首を傾げた 「もしそれが目的なら、こんな回りくどいことしないでしょ」 『うふふ、これは警告だよ』 カタカタと、骸骨が笑う 『僕たちは「その時」を待ってる コウ様も、アオ様も、気を付けてねぇ。――「その時」は近いから』 そう言うと アオが何か言う前に 骸骨は砂となって崩れ落ちた 同時に、部屋に充満していた歪んだオーラも、靄が晴れるようになくなった 「警告…」 何かが起こる、という確信に アオは厳しい眼で 崩れた骸骨を見やった 、
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