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「闘いの象徴・焔を司る飛竜、 戒めの象徴・土を司る天狐、 癒しの象徴・風を司る聖鳥 彼らは初代と共に火の国を支え、三神と呼ばれ、崇められておりましたが、わけあって歴史からは抹消されたのでございます」 「俺が封印されたからね」 ショウが照れ臭そうに 頬をかきながら付け足した 「…ショウさん、それはそんな照れながら言うことじゃないんじゃ…」 呆れ半分のジュンに指摘され ショウはきょとんとジュンを見た 次いで、合点がいったように ふ、と微笑んだ 「確かに、決していい思い出ではないけど、でももう大丈夫だよ」 それより、とまた頬をかく 「三神て、懐かしいし、なんか照れるんだよね」 「…、まぁショウさんがいいならいいですけどね。じゃあその天狐と聖鳥は、ショウさんも知ってるんですか?」 「うん、知ってるよ。そいつらもソラの隷獣だったから。名前はね…、……」 「ショウ?」 急に黙ったショウを アオが心配そうに覗き込む 、
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