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ここはとあるお嬢様学校｡
｢きゃっ､麗華様よ！｣
｢わぁ～､相変わらずお綺麗ね｡｣
周りの生徒たちが騒いでいる“麗華様”とは、私、西園寺麗華のこと｡
私の家は日本一を争う大きな財閥で、この学校は私のお父様の寄付金で成り立っている。
また、幼い頃からの英才教育により、私の所作や立ち振舞い、成績…全てにおいて周りより秀でていた｡
そのため、私はいつしか周りの生徒たちに麗華“様”と呼ばれるようになったのだ｡
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