LOVE 3 執事

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「…お嬢様。着きました。」 あれから、何分経ったか分からない。 何も喋らなかった城崎がそう言うと、車を降り、後部座席のドアを開けた。 「ありがとう。」 私は、赤いカーペットに足を降ろそうとするが、さっきの話に動揺して足が動かない…。 どうしよう。 これから、婚約者に会うと思うと足が動かない。 だけど、そんなこと言ったら、また城崎に笑われてしまう… 「…お嬢様?大丈夫ですか?」 「な、何でもないわ!!」 歩かなくては… 私が無理やり足をレッドカーペットにおろした瞬間―…
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