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「…で?なにやってたんだ?」
そう、俺が部屋に入って来たとき彼女は何故かベッドの下を覗いていた。
「いや…べ、別に何にもないわよ?」
じゃあなんで視線を反らすんだよ…
「そ、それより紅茶に御饅頭ってどういうことよ!」
あ、話しを反らしやがった。
「しかたねぇだろ?それしかなかったんだから…」
「じゃあケーキ買ってきなさいよ」
「嫌だよめんどくさい」
「む~…」
少し頬を膨らませながらこっちを見るなよ。
しかもしっかりと饅頭を食べてるし…
「…そういやおまえ、名前なんて言うんだ?」
「えっ!?」
俺の問いに肩を震わせてこちらを見てくる。
「名前だよ、名前」
いつまでも少女って呼び方は可哀相だしな。
それに名前を言われたら誰か思い出すかも知れない。
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