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アステル
「今日は無難にトーストで。ジャムとマーガリンがあるからね。」
エミル
「昨日の目玉焼きはスクランブルエッグになったもんね。」
ラタトスク
「しかも殻入ってやがったしな。」
アステルさんは料理がちょっと苦手です。
それぞれテーブルに着いてトーストにジャムやら何やらを塗って食べ始めます。
リヒター
「…その殻入りが当たったのは俺だがな。」
そしてさも当たり前のように三つ子の朝食に交ざっているリヒターさん。
ラタトスク
「……おい…さも当たり前のように毎日うちに来てんじゃねぇよ。そしてトーストぐらいテメェの家で焼いて食え。」
エミル
「ま、まぁまぁ!いいじゃないラタトスク。リヒターさんだって一人で朝ごはんを食べるのは淋しいんだよ。」
地味にグサッとくる言葉でフォローに入るエミル。リヒターさんの表情が曇っていきます。
ラタトスク
「よくねぇ。むしろ孤独死しろ。」
グサッっと2撃目。
アステル
「孤独死と言えば…兎は淋しいと死んじゃうってよく言われてるけど、本当は縄張り意識が強くて孤独死はしないんだよ。だから淋しいと死んじゃうリヒターって兎以下?」
ザックリ。アステルさんの知識がリヒターさんのハートをザックリとブレイクしちゃいました。リヒターさん立ち直れません。コーヒー入りのマグカップを持ったまま石化しました。
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