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それから自分の部屋に行ってベッドに転がるラタ様。特にする事も無いのでそのまま寝る模様。
ラタトスク
「………ん……?」
いつの間にか眠っていたところで、部屋に誰かが入って来る気配を察知し目を覚ます。時刻は午前0時を過ぎた頃。
エミル
「…あ……起こしちゃった?ごめん…」
ラタトスク
「いや、いいけどよ……どうしたんだ?」
取り敢えず体を起こしてサイドテーブルのランプを点けると、そこには枕を抱き締めて立っているエミルが。
エミル
「う、うん……あの、さ………一緒に…寝てもいいかな…?」
ちょっと恥ずかしいのか、もじもじしながら話すエミル。顔を赤くしながらの上目遣いはズルいです。しかも無意識なのがこれまたズルいです。
ラタトスク
「………………………は?………Σはぁぁぁあ///!?なっ、なな、な何でっ…!?」
一瞬意味が理解出来なかったラタトスクは硬直、そして一気に顔を真っ赤にして混乱し始めました。
エミル
「Σひぇっ!?;……や…やっぱり…ダメ、かな?」
あまりの驚かれようにびっくりしたエミル。肩を縮こめてもう一度聞いてみます。
ラタトスク
「だっ…だから!理由を言えって!」
掛け布団をわちゃくちゃにしながらも、取り敢えず落ち着くために理由を聞こうと考えたようです。
エミル
「……え…えっと……じ、実は…………兄さんの部屋から、変な音と臭いがして……たまに爆発するような音もするから…僕……こ、怖くて……」
しどろもどろになり、最後の方は小さな声にながらも理由を話しました。
因みに部屋の割り当ては、左からラタトスク、エミル、アステルとなっており、エミルは隣のアステルの部屋から聞こえる異音や異臭に怯えて、結果ラタ様の部屋に避難してきた訳なのです。
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