第一章 意識世界×3つの世界

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何もない毎日。 朝起きて学校に行き授業を受け、 部活動のノルマをこなし、帰宅。 親の顔も見ずに自分のしたい事を 優先にして眠りにつく。 なんともつまらない。 自分達が生まれ落ちたこの世界は 本当に人間を必要としているのか? 楽しくもない毎日に嫌気が差して 自からを殺める者、人を殺める者、 快楽を求めて人を犯す者。 自分の経済力に絶望し、人のせいにして 人の物を奪う者。 そんな人間ばかりなのだ。 しかし、神エホバを信仰しこの世界が 再び楽園と呼ばれる人が来ることを 知る者は上記に比べ少ない。 では――― なぜ楽園が崩壊したのか。 古き人の罪を尚もかぶり続け、 人は老い、いずれは死ぬ。 では――― 当時、エホバのみが許されし、 善悪を見極める知恵をなぜ人に お与えにならなかったのか。 なぜ―― ナゼ――? 何故。 人は欲を産み出す。 それはとても素晴らしい事じゃないか。 貪欲になれるからこそ学びを志し、 そこには各々が抱く感情が発達する。 知っているかい? 願いと言う鍵を使い入れる扉があり、 感じているかい? そこは愛に満ち溢れる世界が広がる、 虜になるかい? 己が生みだし意識世界に。 君達も誘って差し上げよう。 目に見えない者を信じる事は時として つまらない毎日に終止符をうち、 新しい何かを産み出す力が宿り 己の思いのままとなるだろう。 君達も誘って差し上げよう。 人生に悔いるならば、 そのあとからでも遅くはあるまい。
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