高校二年

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「なっ…?!」 クラス中に響く明るい声のおかげで澪は注目を浴びる。 「聞こえた?俺にも教えてよ。勉強」 男子生徒は下から覗き込み澪を見た。 「わっ、私は教える程の者じゃ…いや、じゃなくてっ!誰よあんた!」 澪は困惑した。 クラス中に注目された事や、初対面の男子生徒に話しかけられた事、その男子生徒が勉強を教えろなんて言ってきた事、全てに困惑していた。 「俺?あ~そういえば名前も言ってなかったね。俺は、出席番号5番!」
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