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「私の言葉は絶対です、あなたたちは私の支配下にあります」
と
「ーーっ!!」俺は声が出そうになった。
「……………」少しの沈黙
「返事は?」同時に4つの「はい」
「顔を上げていいわ」
俺は話を『聞き取る』ということにかつてない集中力を発揮していた。
「ふぅんー……まさか本当にできるなんて思わなかったわ」
…………少しの沈黙ーー
「あなた達はこういう目線で私のことを見ていたのねーーふふっ、今日からはずっと逆になるんだけど」
なんだろう? すこし発音に違和感を感じた。
「気分がいいわーー…さて、今から3つ条件を出します。それは破られないものです。一つ
私の悪口を言わない。二つ私の悪口を聞いたら怪しまれないようにフォローをする。三つーー」
考えているのか間をあけて「私に関することの…その……あなた達がぺちゃくちゃ言いまわしたことを怪しまれないように
否定していくこと。」といった。
「……はい…」いっせいに返事をする。
「ふふっ。それにしてもこんなにうまくいくものな……」
なぜか佐倉さんは黙り込む。
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