1章

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その数秒後だった。 キィィという女子トイレのドアが開き 「ちょ、ちょっとあなた達なにやってるの!?」 聞こえてきたのはーーたぶん国語の星川先生の声だった。 「なーんでもないわよホッシーっ♪」 「そそそーっ♪女の仔でも連れションくらいするしww」 「連れションって。あなた達ねぇ~女の子なんだからもうちょっとおしとやかな言葉つかいなさい!」 「アハハハハっ♪ホッシーだって今言ってるし~・3・」 「確かに!ちょーうけるんですけどww」 「まぁ、あたし達そろそろ帰るわっ」 「ホッシィまったねぇ♪」なんていう声にまざりドタドタという足音と扉を開ける音が聞こえた。 俺はその音が小さくなるのを聞きながら一人自分にしか聞こえない声で「帰った…のか?」とつぶやいた。 ・・・・・・俺も帰ろう。なにかしら心に引っかかる部分があったが今は帰ることしかできない、まぁ、明日になったらーーなんていっても。この俺があんな女子4人やいくら隣だといっても佐倉さんと話ができるはずがないし……まぁ…起こっていたことがすっごく気になりはするが佐倉さんは佐倉さんなりの解決方法を見つけたにちがいないしな。俺はかかわらなくってもーーそうおもいトイレのドアを開ける。 とーー
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