Confusion…

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違う… 違うから… 俺…ジェジュンじゃない! 否定しようとしても 相変わらず俺の唇から漏れるのは渇いた空気だけで… 首を横に振ろうとしても 頭と首に鈍い痛みが走るだけでびくともしない… どうやら俺の脛椎は何かで固定されているようだ… くそっ! 「ジェジュン…急にどうしたの?! ダメだよ、ダメ! 傷に障るからじっとしてて!」 ジュンスのくせに生意気! 俺に命令しちゃってる…? お前に止められたからって 大人しくなるわけないじゃん…? …正直…マジで痛いけど… じっとなんかしていられない… 間違いを…正さなきゃ… 俺がパク ユチョンだって伝えなきゃ… このままじゃ… …ユノ… ユノ! 「点滴から鎮痛剤入れますね…」 くそ… ジュンスのヤツ… 助っ人呼ぶなんて… きったねぇぞ… ジュンスが押したナースコールで駆けつけたらしい看護師の声がした… ジュンスのせいだ! 手首も足首も拘束され俺の身体の自由は完全に失われた… ジュンス…覚えてろよ…? お節介な、もうひとりの親友を恨みつつ… 俺は… 不本意ながらも… ゆっくりと意識を手放した… .
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