I don't care if you love me or not…

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…酷く喉が乾く… 身体中あちこち痛む… ―――――ピーピー… なんだ…この音…? ―――――ピーピーピーピー… 消毒液の匂い… 病院…? 重たい瞼を開こうとしても開かない… それどころか激しい痛みが顔面を走った… 『…んぅぅぅ…』 空の息だけが喉を通り過ぎ クークーと渇いた音をたてた… 『……ジェジュン…?』 ジェジュン…? ジェジュン…? ん……誰だっけ…? あ… 俺の親友の名前だ… 「……ジェジュン…ジェジュン! 気がついた?」 そして、この声は… きゃうきゃうしてイルカみてぇ… ハハ… ジュンスのヤツ… 相変わらず騒がしいな… 「ジェジュン! ジェジュン! 気がついたの? 目を開けて!」 なんだ…傍にジェジュンも居るのか? ジェジュン…そうだ…思い出した… 俺たち一緒にドライブしてて… 事故にあった? そうだ…事故に… そして、同じ病院に運ばれたのか…? ジェジュン意識戻った? ヨカッタ… って…俺の名前は呼んでくれないの? なぁ、ジュンス… 俺も意識戻ってるんだけど…? あぁ…喉が渇れて声が出ない… 何とかジュンスに気づいて欲しくて 身体中に意識を集中させてみた… かろうじて痛みを感じずに自由になる左の手のひらと足の指を精一杯動かした… .
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