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その日から私は毎日学校に行くようになった。
………と、言いたいところですが
人ってそんなにすぐに変われないものです💧
でもなんとか単位ギリギリで三年間、退学せずに卒業することができました。
まるで仕組まれたように、2年3年の担任は古文でした。
毎日うっとうしいほど私のことを気にかけてくれていました。
卒業式の日、卒業証書を一人ずつ手渡していた古文は私の名前を呼んで泣いていました。
私は古文がいたから卒業できたと思います。
今ではたまにある同窓会の時に電話がかかってきます。
私は高校3年間、周りのまじめな子達から浮いていたのであまり仲のいい友達ができなかったんです。
なので同窓会には出席しません。
毎回古文は私に
『あい‼またお前は来てないやないかぁ💨』
と呆れた口調で電話してきます😃
本当に大好きな先生です。
いつか私がもっと大人になって『あの時は本当にお世話になりました。』と言えるようになったら会いに行こうと思います😃
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