704人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
「あ、涼にいっ!
おかえり。部活は‥?」
「今日はオフ日。」
オフなのに彼女と
帰ってこなかったんだ‥
めずらしいな。
「ねぇ裕翔、誰?」
「あっ‥えっと‥」
『お兄ちゃんみたいな人』
って言えばいいじゃん
そう思うけど、
やっぱり大ちゃんには
好きな人だって言いたい。
大好きな大ちゃんに
もっともっと、一番に大好き
な涼にいだよって言いたい。
「えっと、ね‥‥」
「裕翔の隣ん家に住んでます
山田涼介、です‥」
なかなか言い出せずに
うつむいてると、涼にいは
ぎこちなく挨拶だけした
「あ、友達の大貴っす」
「‥どーも。」
なんか涼にい、すっごい
機嫌悪そうなんだけど
顔が‥怖いです。
.
最初のコメントを投稿しよう!