704人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
「何もわかってない。
ずっと側にいたからって
何でも知ってるつもり‥?
ふざけんなよ‥。
何も知んねぇ癖にわかった
フリしてんじゃねぇよ!」
「‥‥ぇ」
“何も知んねぇ癖に”
その言葉だけ、やけに
心に響いた。
全部、僕の思い込み
知った“つもり”なだけ‥
「ごめん‥これからは
気使わないでいいよ?」
僕に気を使わなくなれば
優しくしなくなれば
少しは涼にいを
キライになれるかもしれない
「もう、気使わないで‥!」
優しくされたら
スキが大きくなる一方で
嫌いになれないから‥
.
最初のコメントを投稿しよう!