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「俺がどうして振ったのか」
たしかにすっごく気になる
でも何か理由があるんだと
思うと、聞きたくない‥
「いいやっ‥
理由は僕に関係ないし」
「そっか、だよな。
お前にとっちゃどうだって
いいことだよな?」
「そうゆう訳じゃっ‥!」
「‥俺にはそうゆう風に
聞こえたよ‥?裕翔、」
震える声で、泣きそうな顔で
ちいさく呟いた。
「涼にぃ‥。」
本当は彼女と別れて嬉しい
はずなのに
全然スッキリしない。
それはきっと、もう1つ目
の話がいい話ではないと
また涼にいが離れてしまうと
「裕翔、俺」
「いやっ!聞かない‥!」
「東京に行くことになった」
‥わかってたから。
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