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あれから3年がたった
中学生だった僕も、やっと
高校を卒業する。
「裕翔~っ、卒業だぞ!!」
「わかってるよ。
大ちゃん最後までうざい」
「うるっせぇよ(笑)」
ずーっと一緒だった
大ちゃんともお別れ‥
うざいだとか言ってるけど
本当はさびしくてさびしくて
「大ちゃぁあああんっ!」
やっぱり号泣。
「泣くな泣くな!
会おうと思えばいつでも
会えるんだしさ。な‥?」
「う、うんっ‥!」
最後までうざかったけど
最後まで優男すぎるよ。
大ちゃんには迷惑ばっかで
いつも助けられてたな
涼にいのことで悩んだとき
そばに居てくれたのは
決まって大ちゃんだった。
大ちゃんなりの優しさで
僕を安心させてくれたよね
「大ちゃん、大好きっ」
「俺も!‥って言いたいけど
彼氏さんに怒られるぞ(笑)
今日、こっち来んだろ?」
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