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車お化け・人間が怖いものになりました。
母は厳しかったけど、とても優しくしてくれた。
お腹がペコペコなのに白川の水を飲んで満腹にして、私にお乳を飲ませてくれたわ。
魚屋のアラがある時は、アラをかみ砕き食べさせる……無償の愛の象徴のような母だった。
そんな母とお別れする事件があるなんて、想像もしなかった。
ある日の夕方、いつも家にいる母がいない。
私は寂しくて、母を捜しに行きました。
白川の通り沿いをとぼとぼ歩いていると、私の目に母の姿が映りました。
「えっ!!」
母は道路の端っこで、ぐったりしていた……魚のアラをくわえて。
“ プワーン プワーン ”
車のクラクションが聞こえたわ。
真っ黒の車が、こちらに向かって来たの。
私は怖がり車を避けた……木の下へ跳びはねました。
「お母さん……」
車お化けが走り去ると、母は死んでいた!!呼吸をしていない。
頭の中が真っ白になった。
恐ろしい気持ちと悲しい気持ちが入り交じり、その場から逃げ出してしまう。
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