歓迎

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    ――翌日     結局俺は殆ど眠りにつけないまま朝を迎えるはめになってしまった。     勿論ユリアさんが寝込みを襲うなんて事はなかったし、あれは俺の勝手な想像(妄想)なわけで、自業自得といえばそれまでなのだけど。       「ねむ……」       のそりとベッドから起き上がりリビングに向かうと、ユリアさんの姿はなかった。     さすがにもう寝たのだろうと考えながら、重い瞼のままリビングを見渡す。     酒盛りの途中までは俺が片付けたのだが、あれからユリアさんも軽く掃除をしたのだろう。     リビングは綺麗な状態だった。      「……ん?」       ふと気になった物が視界に入りそちらに目を移すと、そこに映ったのは一つのテーブル。     昨晩、寿司やらアルコール類やらがひきりなしに敷き詰められていた硝子テーブルだ。     その硝子テーブルの上に、紙らしき物が置かれてあった。       「………?」    
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