序章

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~セントラル城 廊下~ カッ カッ カッ……… ここはラグナロク帝国の『セントラルシティ』の真ん中にあるセントラル城の中である。その廊下を早歩きで歩いている男はある部屋へ止まり勢いよくその部屋のドアをあけた。 ~セントラル城 王室~ シルフ 「エリアル!」 彼の名は『シルフ・ロード』。ラグナロク帝国軍魔法戦士団元帥で、風魔法を使う魔術師である。あと次元空間魔法も使える。 エリアル 「おいおいシルフ。もう少し礼儀をわけまえてくれよ。仮にも国王だぞ。」 彼の名は『エリアル・D・ラグナロク』。若くしてラグナロク帝国の国王に就任した。シルフとは士官学校の幼なじみで身分関係なしにお互い気楽に話している。 シルフ 「そんなことどうでもいいんだよ!!」 エリアル 「どうでもいいって、お前な💧」 シルフ 「それよりアメストリス国で異世界に入った奴がいるって本当か!?」 いままでのお気楽な空気が静まり返った。 エリアル 「ああ……確かにアメストリスで何者かが異世界に入ったという報告が入った。」 シルフ 「バカな!?次元空間魔法が使えるのは俺だけだぞ!!」 エリアル 「恐らく禁術を使って『真理の扉』を開けたのだろ。」 シルフ 「なんて奴らだ……プライドも減った暮れもないじゃないか!!」 エリアル 「とはいえ……これは一大事だ。なんとかして対処しないと。」 シルフ 「奴らの目的は?」 エリアル 「確信はないが、恐らく奴らの目的は『賢者の石』の生成だろ。」 シルフ 「別世界の人間を材料にか!?」 エリアル 「その通りだ。シルフ・ロード!!」 シルフ 「なっ!?なんだ?」 エリアル 「今すぐ異世界へ行き、そのものたちを拘束!抵抗する場合は抹殺しろ!!」 シルフ 「わかった!!で!?メンバーは?」 エリアル 「お前だけだが?」 しばらく間が空いた。 シルフ 「はぁ!?」 エリアル 「わかっているのか?両軍の戦力は五分と五分だ。こちらの戦力を崩せば…………この国は崩壊する!!」 シルフ 「わかった……なんとかすりゃいいんだろ!?💢」 エリアル 「よろしく♪」 そんなこんなで物語は始まる。
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